取材難易度というものがあるならば、最高ランクに入れていいのがイランである。とくに外国人でもスカーフとマント着用が義務づけられる女性にとっては過酷ですらある。黒いマントにスカーフという姿ながら、顔つきはどこからみても東洋人。クビからは大きな一眼レフのカメラを下げて、背中にはバックパック。似合わない。目立つ。したがって現地の男性のなめまわすような視線が集まる。さらにさらに暑い夏もビールが飲めない、という決定的なダメージが・・・・・・。服装や飲酒の規制は、イスラームゆえなのだが、正直にいうと、ちょびっとうらめしく思うのだ。
でも、取材先で素晴らしいと驚嘆し、カメラにおさめ、ガイドブックに取り上げる一面も、この宗教に由来する。寺院の建築芸術のすばらしさはイスラームならではだし、飲酒がOKだったら、夜に野外の喫茶店で語り合うなんてこともないだろう。ああ、見ている分にはいいんだけど。

ライトアップされた夜のハージュー橋。チャーイハーネになっているのだが、
昼間は暑いため夜になるとみんな遅くまで語り合う。エスファハーンの風物詩。
イスラーム寺院の装飾。イランの寺院装飾は、内も外も、天井も入口も壁も、とにかくものすごい、です。観に行ってください!
 
外国人ガイドの女性。これはあまり誉められた服装ではありませんが、髪を見せないようにはしています。普通はスカートにコート姿が奨励されています。