むかし昔、オリンピック航空という航空会社がありました(実は今もあるけど)。この会社、学生料金かなんかが設定されていて、結構人気がありました。格安航空券なるものが市民権を得る前のハナシです。さて、取材(仕事)といえ、ビジネスクラスなんか夢のまた夢、常に「最も安い航空機」という選択しかない取材班。ギリシアに取材に行くわけではないのに、ずいぶんアテネ経由のオリンピック航空にお世話になりました。
とくに帰路は取材のプレッシャーからも解放され、ノンキに好きなように街歩きができるので、わずか1泊ですが「旅気分」が味わえたものです。普段はプラカとその周辺でワインを飲むぐらいですが、日程によってはピレウスのほうまで行ったり、ビーチへ行ったり(トップレスビーチだった!)したものです。
今でもそのノンキな印象はそのままでなんとなく天国みたいなイメージがあります。

ご存じパルテノン神殿。うっかりエジプト取材の帰りに寄ったら「体育館」みたいな大きさにしか感じられなくて失敗した。見学の順番は重要です。
ギロというドネルケバブ。この店は肉の種類によって3種類ある。 テッサロニキにあるアタテュルクの生家。なんの変哲もない外観だが一応博物館になっている。アタテュルクは「父なるトルコ人」と慕われているトルコ共和国初代大統領。